はちみつ(養蜂)事業の始め方
「世界の食料の9割を占める100種類の作物種のうち7割がハチが受粉を媒介している」と国連環境計画(UNEP)が発表している。
趣味でニホンミツバチを飼育する人が増え、静かなブームになっています。テレビや新聞で取り上げられることも増えてきました。家庭菜園のような感覚で、自家製ハチミツを収穫できることが魅力です。
実は、DASH村や金スマのひとり農業でもニホンミツバチを飼育していました。あなたも始めてみませんか?
https://syumatsu-yoho.com/
養蜂について/農林水産省
https://www.maff.go.jp/j/chikusan/kikaku/lin/sonota/bee.html
一般社団法人 日本養蜂協会
http://www.beekeeping.or.jp/
養蜂農家と園芸農家ビジネス入門
https://www.api3838.co.jp/apiculture/index.html
https://www.xn--h9jg5a3d.net/jigyonaiyo.php
https://www.kumagayayoho.co.jp/
http://gariakyo.sakura.ne.jp/yoho/
健康食品、化粧品、はちみつ・自然食品の山田養蜂場。「ひとりの人の健康」のために大切な自然からの贈り物をお届けいたします。
http://honey.3838.com/beekeep/
STEP1:ようこそ養蜂場へ
養蜂植物を植えましょう
蜜源になる植物と、花粉源になる植物を合わせて養蜂植物と呼びます。 庭や空き地に景観を兼ねて積極的に養蜂植物を植える事を考えましょう。 どのような植物がミツバチを喜ばせるのか季節毎にまとめてみました。
春 イヌノフグリ、ウメ、ツバキ、ヒサカキ、タンポポ、サクラ、ナタネ、レンゲ、ニセアカシア(通称アカシア)、ミカン、etc
夏 カキ、クロガネモチ、ソヨゴ、クリ、トチ、リョウブ、ナツハゼ、ウリ類、ヒマワリ、ヤブカラシ、カラスザンショ、ソバ、etc
秋 コスモス、ハギ、クズ、セイタカアワダチソウ、etc
冬 ビワ、etc
STEP2:養蜂に必要な道具
巣箱とミツバチ
巣箱
【巣箱】
ミツバチたちの家であり、養蜂においても非常に重要な道具である巣箱。木製で上部にフタがついており、中には8~10枚の巣枠が入っています。ここでミツバチは生活しています。箱の下にあるすきまが「巣門」と呼ばれるミツバチたちの出入り口です。巣箱には、単箱と継箱の2種類があり、働きバチの数に応じて、単箱から、単箱に継箱をジョイントして2段に、そして最盛期には3段へとジョイントします。
※このタイプの巣箱は、19世紀の中頃にラングストロスという人が発明したものです。箱の寸法と巣枠の長さが厳格に決まっているので、別々の群を一緒にしたり、巣板を移動したりといった手入れが容易になりました。現在でも世界中でいちばん多く使われているのがこのラングストロス式巣箱です。
巣箱
【巣枠】
ミツバチたちが実際に巣をつくるのが「巣枠」で、巣箱と同様に大切な道具です。角材でつくられた木製の枠に横に3本の針金を張ってあり、ミツバチたちは体から分泌した「ミツロウ」を使ってこの枠に巣をつくりあげていきます。ミツバチに巣をつくらせるときは、規則正しく働きバチの巣穴をつくらせるために、あらかじめ「巣礎」という蜂の巣のカタチを人口的にミツロウでつくったものを張り付けておきます。
種蜂
【種蜂】
養蜂をはじめるにあたり、何よりもまずミツバチが必要です。通常「種蜂」といって、一匹の女王バチとたくさんの働きバチの入った巣箱を購入します。種蜂の購入時期は、若いミツバチが増えていく3~4月が望ましく、ミツバチの増勢にあわせて巣箱や巣枠を継ぎ足していきます。
STEP3:養蜂場の一年
巣箱を置いて、ミツバチを飼う
場所のことを養蜂場と呼びます。
ではさっそく養蜂場へと
ご案内いたしましょう。
1.初春
雪が溶けて暖かくなってくると、女王バチの産卵がはじまり、ミツバチの数が増え、梅やヒサカキの花の花粉などを集めに活発に活動します。3月末ともなると巣箱はいっぱいになります。桜がおわり、レンゲの花が咲き始めると最初の採蜜を行います。この採蜜は、巣板に残っている去年のはちみつを空にして、新しいはちみつが貯められるように準備した巣箱で行います。
2.春
レンゲが咲き始めると、いよいよ採蜜時期の到来です。ミツバチたちは活発に蜜を集めて、巣枠にはちみつを貯めていきます。はちみつが熟成するのを待って、一生懸命はちみつを集めてくれたミツバチたちに感謝しながら採蜜していきます。
3.夏
レンゲの花が終わると、山へミツバチを移動させます。山ではさまざまな木々の花が咲き、どんどんはちみつが採れる季節です。また、ミツバチがどんどん増え、巣分かれが行われる季節ですので、分封にも気をつけなければなりません。春から夏にかけては、私たち養蜂家にとって、一番忙しいけれど働きがいのある季節です。
4.秋
お盆の頃から天敵のスズメバチが出てくるので対策が必要です。とくに台風のあとに、スズメバチが出やすいので注意しましょう。また、ミツバチの数も減りはじめていますので、巣板の数を少しずつ減らしていきます。冬越しのためのはちみつが十分にあるかにも気をつけます。
5.冬
冬の間大切なのは、寒さからミツバチを守るための保温対策です。日当たりのよい風の当たらない場所で冬越しをします。寒い時期になるとミツバチたちは「蜂球」といわれる丸くかたまった状態になり、内部の温度を30度くらいに保ちながら冬を越します。巣箱のなかでじっとして、無駄なエネルギーの消費をおさえ、蓄えたはちみつを餌にして春がくるのを待つわけです。またこの時期は、来年に備えて巣箱の修理や掃除を行うなどして、ミツバチとともに次の春を待つのです。
養蜂家になるには?各都道府県に申請をおこなう必要がある職業
https://myjobstep.jp/post/14278
養蜂家とは、蜂蜜や蜜蝋、ローヤルゼリー、プロポリスをとるためにミツバチを飼育している人のことです。そのほかにも、ミツバチの販売や受粉用ミツバチの貸し出しも仕事に含まれています。
農林水産省が平成29年10月に出した「養蜂をめぐる情勢」によると、養蜂を事業としておこなっている人(養蜂家)はおよそ6,000戸数です。 近年では、ミツバチや養蜂について関心が高い人に向けて、養蜂インストラクターとして活躍している人も多く、趣味として養蜂している人もいます。今回は養蜂家のなり方や必要な能力について理解を深めていきましょう。
養蜂家になるには?
養蜂家になるには、必要なものを揃えて各都道府県に養蜂をおこなうことを申請すれば始められます。必要なものは、巣箱と道具です。具体的には、鉄製台(巣箱を置く台)と巣門枠(巣箱の出入り口となる枠)、天井、屋根(雨除け)、日除け版です。これらを揃えたら蜂を購入し、蜜を集める花があれば、準備が整います。
密の集め方や蜂の増やし方などの養蜂方法には講座を受講したり、インターネットで調べて実践している人もいます。
産業として養蜂の規模は小さい
養蜂家として食べていきたい場合、産業として養蜂の規模が小さいため養蜂家は厳しい世界です。農林水産省が平成29年10月に出した「養蜂をめぐる情勢」によると、平成28年度の国内におけるハチミツ自給率は5.4%しかありません。養蜂場で働きたくても、求人はなかなか出ていないのが現状です。
新規の養蜂家として起業を考える場合でも、養蜂に良い場所が既に押さえられていたり、販路を新しく開拓する必要があるなど、困難が待っています。これから養蜂を始める場合、養蜂だけで生計を立てるのではなく、まずは他の収入源を持ったうえで副業として養蜂をおこなう人が多いです。
趣味として養蜂をおこなう人が増えている
趣味として庭先で養蜂をする人も増えています。庭があれば巣箱を設置でき、初期費用や維持費用が低いので、家庭菜園やペットの飼育に比べてお金がかからない場合も。ハチミツが採れるメリットもあります。
養蜂家に必要な資格とは?
養蜂家になるために必要な資格はありません。ただし、飼育に関する届け出を各市町村の窓口に出し、許可を得る必要があります。
許可を得て養蜂を始めた後は、全国共通の「養蜂振興法」と、都道府県の条例を守らなくてはいけません。養蜂振興法とは農林水産省が定めたもので、養蜂でのトラブルの阻止と病気の蔓延を防ぐために作られた法律です。養蜂のトラブルの例として、飼育者が集中してしまい、蜂蜜が取れないということが代表として挙げられます。
またこの法律では、次のことが定められています。蜜蜂飼育者の都道府県に対する届け出の義務、転飼養蜂(県域を超える蜂群の移動)の許可制、蜜蜂の適正な管理、蜜源植物の保護増殖の努力義務です。
都道府県の条例は都道府県によって異なるので、該当する都道府県の条例を確認しておく必要があります。例えば大阪府では、条例によって蜜蜂の巣箱は、人が常時出入り・通行・集合する住宅地・学校・工場・道路・公園等から、20メートル以上離れた場所に置くことが定められています。
養蜂家で活躍するために必要な能力
養蜂家として、仕事をしていくためには「熱意」と「創意工夫する力」が必要です。
養蜂は地道な作業も多く、ミツバチに刺される危険性もあるでしょう。ミツバチが好き、蜂蜜が好きという気持ちが養蜂家を続けていくことへのモチベーションとなります。
また養蜂は巣箱の形式や環境や花で、ミツバチの数やハチミツの量、そして味も変わっていきます。ミツバチの量が増えたときには、どのように群を管理していくかなど、常に試行錯誤しなければなりません。一見ミツバチと向き合うだけの孤独な仕事に思われますが、ハチミツの販売にあたってバイヤーやお客さんにどのようにアピールするか考え、工夫していくことも大切です。
養蜂Wiki
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A4%8A%E8%9C%82
養蜂の方法
養蜂では、巣礎と呼ばれる厚板を直方体の箱に8 - 10枚並べる。自然の巣をまねて、巣礎は鉛直面に平行に並んでいる。巣礎はミツバチが巣板を形成する土台となる。形状は縦横比が1対2程度の長方形の中空の木枠にすぎないが、壁面の一つには、蜜蝋とパラフィンを用いた厚紙状の土台を張っておく。土台にはあらかじめ六角形の型が刻まれているため、ミツバチが巣を作る足がかりとして適している。
蜂蜜を貯蔵するのは自然の状態でも養蜂においても巣板の上部に限られており、下部には卵を孵し、幼虫を育てるための領域が存在する。下部には花粉を貯める領域も存在する。ミツバチは、六角柱に蜂蜜を貯めた後、蜜蝋で蓋を貼る。
一種類の花の開花時期のピークはそれほど長くなく、セイヨウミツバチは1か所に集中して蜜を集める習性があるため、特定の花の蜜だけを集め、「xxx花蜂蜜」と言うものを得ることが出来る。アカシア蜂蜜、レンゲ蜜など。
移動養蜂と定置養蜂
養蜂には移動養蜂と定置養蜂の2種類がある。定置養蜂では同じ場所で次々に咲く異なる種類の花の蜜を集める。果樹の受粉目的に定置養蜂が行われることもある。これに対し、移動養蜂は特定の花の開花時期に合わせて国内各地を移動する。しかし、生産コストの増大や養蜂業者の高齢化などの問題により移動養蜂は減りつつあるのが現状である。
移動養蜂では、例えば本州で、レンゲソウ、リンゴ、アカシア(ニセアカシア)、トチ、北海道でクローバー、アカシア(ニセアカシア)の様に花を追いかけ1カ所15日を目安に点々と長距離の移動をする。
採蜜時期
蜂を落ち着かせるために使用する燻煙器
定置養蜂では、年間スケジュールが自然の状態と似ている。ただし、養蜂を営む地域や蜂蜜の対象となる花の種類によって時期は前後する。以下では、日本国内の太平洋沿岸地域を例にとる。
11月から3月の間は巣箱を回収し、室内(越冬庫)に保管する。ミツバチが活動を再開しないように温度や光量を管理する必要がある。4月から5月にかけては女王蜂が卵を産み、3週間後に働き蜂が作業を開始する。養蜂には巣箱当たり2 - 3万匹の働き蜂が必要である。
5月から6月にかけて、巣箱を屋外に配置し、採蜜作業を行う。
共に巣礎が蜂蜜でいっぱいになったら、巣箱に煙を通してミツバチの活動を押さえ、遠心分離機を用いて蜂蜜を回収する。6月から11月は休閑期に相当し、ミツバチが回収した蜂蜜は採蜜せず、ミツバチ自身の利用にまかせる。
養蜂キット/Amazon
https://www.amazon.co.jp/s?k=%E9%A4%8A%E8%9C%82%E3%82%AD%E3%83%83%E3%83%88&hvadid=387429448464&hvdev=c&jp-ad-ap=0&tag=yahhyd-22&ref=pd_sl_17reuvbt7a_b
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